2020/09/25

美味しい本

先日、
「マカン・マラン」シリーズについて書いたけれど
二十三時の夜食カフェ

9月の頭にそれら4冊を一気に読んで以来、
美味しそうな本を読むのにハマっている。

"美味しそうな本"ってなんかおかしいけど、
つまり美味しそうなご飯が出てくる小説のことだ。

その中から特に美味しかったやつ。
(あ、食べてはないけどな。)

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藤史恵『時々旅に出るカフェ』

あらすじ↓
氷野照明に勤める奈良瑛子が近所で見つけたのは、
カフェ・ルーズという小さな喫茶店。 
そこを一人で切り盛りしているのは、かつての同僚・葛井円だった。 
海外の珍しいメニューを提供する素敵な空間を
すっかり気に入った瑛子は足しげく通うように。 
会社で起こる小さな事件、日々の生活の中でもやもやすること、
そして店主の円の秘密―― 
世界の食べ物たちが解決のカギとなっていく。 
読めば心も満たされる“おいしい"連作短編集。

素敵な店を舞台に広げられる
日常のあれこれやちょっとした事件、
人間模様などなど、
完全にマカンマラン系やーん!

小説なのだけど社会で
現実に起こっていそうなことが散りばめられていて
いろいろ考えさせられたりもした。

そして、最後にびっくりな"オチ"?付き!

カフェに定休日はなく、
その代わり毎月連休をとって旅に出て、
そこでオーナーは自らおいしいものを見つけてくる、

なんて理想的な働き方・・!
まぁ現実はそんなに甘くはないだろうけど、
本当にこんな店、近くにあったらいいのにな。
コロナで世界が遠くなってしまった今、
ますますそう思う。




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谷瑞恵『めぐり逢いサンドイッチ』


あらすじ↓
大阪の靱公園にある『ピクニック・バスケット』は、
開店して三年を迎える手作りサンドイッチの専門店。
蕗子が、姉の笹子──笹ちゃんのこの店を手伝いはじめて、半年になる。 
笹ちゃんは店を訪れた人たちの、具材への思いや記憶、
そして物語をやさしくパンにはさんで、
誰が食べてもなつかしいような新しいような、
そんなサンドイッチをつくっているのだ……。 
おっとりした姉としっかり者の妹、店を訪れる個性的な人々
──常連客の小野寺さんやパン職人の川端さん
──が織りなす、優しくも愛おしい物語。


わたしが新卒で会社に入ったとき配属されたのが
本町だったので、
「靱公園」や、出てくる地名がいろいろ懐かしい。

サンドイッチ屋の笹ちゃん蕗ちゃんはじめ、
しょっちゅう出てくる川端さんも小野寺さんもいい人で、

もう狭い世界でいいから
こんなお日様のようなポカポカした環境に
毎日身を置いていたい・・
と思ってしまった。

そしてサンドイッチ、奥深い!


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谷瑞恵『語らいサンドイッチ』

『めぐり逢いサンドイッチ』を読み終わってすぐ
こちらの続編もあることに気がつき、
図書館のホームページで検索したら「在庫あり」に
なっていてめっちゃテンション上がった。

あーまた笹ちゃん蕗ちゃんに会えるのね!
ということがとても嬉しかったのだ。 

あらすじ↓

大阪の靭公園にある、手作りサンドイッチの専門店

『ピクニック・バスケット』。

おっとりした姉・笹子がつくる絶品サンドイッチと、

しっかり者の妹・蕗子の切り盛りに惹かれ、多くの客が店を訪れている。

笹子のサンドイッチは、誰かが胸の内で大事にしている味に、

そっと寄り添ってくれるのだ…。

そんななか蕗子は、笹子が元彼と会っているらしいと知る。

フランス帰りのシェフだという彼は、

自分のレストランに笹子を誘おうとしているのかもしれない―。

心穏やかではいられない蕗子だが、

一方、彼女のほうにも新たな変化の兆しが…!?



続編のこちらでは
笹ちゃんの元カレが出てきたり、
蕗ちゃんのちょっとした恋心的なのも出てきて
なんだか甘酸っぱい。

ちなみにこの笹ちゃん蕗ちゃんは
姉妹(両親の再婚で姉妹になったので本当は血が繋がっていない)
なのだけれど、タイプは違えどどちらも
性格の良いほっこり系な女の子で、
わたしの中ではもう二人の役は決まっている。
・・って別にドラマ化されるわけでもないし
映画化されるわけでもないし、
なんなら自分の友達とそのお姉ちゃんなんやけどな。

これを読んでいると
いつも彼女の顔が思い浮かんで、
彼女にとても会いたくなるのだ。

次会えるときは、
コーヒーとサンドイッチでも買って
靱公園を散歩したいなぁ。
などと思っている。

それはさておき、
クラブサンドイッチが何か、
はじめて知ったわ!





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千早茜『さんかく』
この可愛い表紙はもしやもしや!?
そう、『マカンマラン』シリーズの表紙の絵にもなっている
西淑さんの絵やないかーい!
それだけでもう"美味しい本"確定やわ、、、

しかし
パフェとごはんとラーメンがさんかくに
並んでるのがこりゃまた意味深なのよ。
(誰やねん。なのよ、とか言わへんやんいつも。)

あらすじ!↓ 

「おいしいね」を分け合える そんな人に、出会ってしまった。 
恋はもういらないと言うデザイナーの夕香。 
夕香の“まかない"が忘れられない営業職の正和。 
食事より彼氏より、研究一筋の日々を送る華。 
正和は、夕香が暮らす古い京町家でルームシェアをすることになった。 
理由は“食の趣味"が合うから。 
それだけだったのに、恋人の華には言い出せなくて……。 
三角関係未満の揺れ動く女、男、女の物語。



簡単に言うたらドロドロしてない三角関係の話です!

(いや、簡単にまとめすぎやわ。。)


夕香、正和、華

文章は代わる代わる3人の視点で書かれているから

3人ともの気持ちがわかって

最後の結末の何だかもどかしいような残念なような。 

話の内容が残念なのではなく

あくまでも個人的にね。

無意識にどっちか応援してまうやん?


そしてこれもごはんを中心に話が進んでいく。

シンプルなのだけど、丁寧に作られているであろうごはんが

こりゃまた美味しそうで夜読んでたら

ほんま唐揚げとか食べたくなったわ。


ほんで実際この間久しぶりに

手巻き寿司もやったしな。




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成田名璃子『東京すみっこごはん』


商店街の脇道に佇む古ぼけた一軒屋は、

年齢も職業も異なる人々が集い、

手作りの料理を共に食べる“共同台所”だった。

イジメに悩む女子高生、婚活に励むOL、人生を見失ったタイ人、

妻への秘密を抱えたアラ還。

ワケありの人々が巻き起こすドラマを通して明らかになる“すみっこごはん”の秘密とは!? 美味しい家庭料理と人々の温かな交流が心をときほぐす連作小説


「すみっこごはん」というタイトルの可愛さに惹かれて・・。
もう完全にジャケ買いやん!

いや、図書館で借りたから「ジャケ借り」か。
でも正確には装丁じゃなくて
タイトルで決めたから
「ジャケ借り」でもないしな。
「タイトル借り」やけど、
もう言葉おかしいやん。なんでもいいやん。
ほんで読んでみて
やややややや!
また「マカンマラン」寄りの本読んでもたよ!
ってなったやん。
しかもこれも4冊あるからまた続きの
3冊借りたくなってしまうやつ。

1巻にしてすでに驚きの事実控えめに言って2個判明したしな。
(控え目に言わんかったら3個な。)  
もう完全に続編気になるやつやん。
(すでに2巻を予約中。)

わたし自身、年上も年下も含め、
異年齢の人と関わるのが割と好きだということもあり、
こんな食堂あったら通いたいというのに尽きるけど

登場人物の意外な一面に
びっくりしたり見直したり応援したくなったり
このあたたかな場所を舞台に繰り広げられるストーリーは
どれもひきこまれるものばかりだった。

ちなみにわたしの推しメンはタイ人のジャップです!
(推しメンって言うてみたかった!!漢字あってる?)






こういうさらっと読める小説を読み出すと、
面白かった本の作者の違う作品がまた読みたくなったり、
そこからまた違う本にたどり着き、
新たなお気に入り作家さんが見つかったりしてしまい、

図書館で借りて読んで返して借りて読んで・・
のループが無限に続いてしまう。。

こうなることはわかっていた!
いろんなことが疎かになることも。。。



それはさておき、
この間友達が最近は忙しくて
本買う量に読む量が追いついてない!

みたいなこと言ってて
「え?まだ読んでない本あるのに次買うん!?」
ってびっくりしたわ。
男女の考え方の違い?
わたしが貧乏性やから?

まぁまずわたしはほとんどが「借りる」やから
そこからして違うけども。

何はともあれやっぱり図書館ありがとう!
今は消毒の機械も置いてあって
なんかマシーンに入れてブーンて30秒やるやつ、
次男がやたら気に入ってます。
お世話になってます。かしこ。


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ほんで最後に肉の写真ー!
ヨダレでるわ。