2016/03/22

Tripper's Anthem 4




第一回のアタックは2011年の4月。
(その旅の話→(※))

そこは身重だったわたしには少し遠かったし、
自分的にかすりもしなかった感じだったので、
これはもう仕方なかったなぁと思える。

そして第二回目のアタックは2015年の2月。
そう、去年のセガレとの旅だ。

もう少しのところまで行ったのに、
なぜあそこで旅を終わらせてしまったのだろう、
という思いはやはり拭えない。

もしかしたらこれが
最大のチャンスであって、
最高のタイミングであって、
そして最後のチャンスかもしれなかったのに。


ずっと憧れ続けている。
なのにいつも遠回りをして
到達しないのは、

縁がないからなのかどうなのか。




沢山心配事を抱えながらも、
迷いはなかった一年前の出発。

だけど今回は迷いっぱなしで
結局旅立ちを決めたのは直前で。

そして背中を押してくれたのは
まさかの中国で。





そんな話はまたおいおい。
とりあえず、答えを見つけに。














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2015/02/01

Tripper's Anthem 3

Tripper's Anthem1→(※)
Tripper's Anthem2→(※)

ついに第3章。
シリーズものみたいに。笑







角田光代『世界中で迷子になって』より

30代になって、アジア中心の貧乏旅行にちょっと飽き、
そこまで節約しなくてもいいだけの余裕ができたとき、
角田さんは次第にヨーロッパに足を踏み入れていった。

そして角田さんは戸惑った。
多分わたしもヨーロッパに行けば同じように戸惑うだろう。

そして角田さんは気がついた。
“アジアは水で、ヨーロッパは石だ”と。

この一文がわたしにとってとても印象的だったし、

角田さんがその理由を
“水に自分を投じれば、ものごとは勝手に動いていく。
 何も決めずとも水の流れるほうに身をゆだねていれば景色は勝手に変わってくれる”
と述べていて、

これを読んだわたしはとても興奮し、
この上なく納得し、
相槌を100回ほどうちたい気分になり、
この感覚を共に分かち合える人と
ハイタッチでもしたい気分になった。

わたしがアジアを好きな理由は結局のところここにある。




このように、
角田さんの旅のエッセイの中には

“それ!わたしもそうおもってたの!”
と言いたくなるような文がてんこもりだ。




角田光代『いつも旅のなか』あとがきより

“旅することは、数少ない私の純粋趣味である。”

“純粋”というのは、なんの役に立たなくとも
あるいは損をしたって好きでいることをやめられないということ。

これを読んだとき、
あつかましながら、

わたしのなかにあるふんわりした気持ちを
コトバというカタチにしてくれたような気がして、

ただただ心が震えた。







大変なのは目に見えている。
そんなに体力だってないクセに。

毎日の平凡で平穏な生活が
こんなにも愛おしいのに

そんな日常から
すこしだけするりと抜け出したくなってしまう。





ベトナムでは胃痛に襲われた。
フィジーでは船酔いで吐いた。
カンボジアでも食べ過ぎかなんかで吐いたっけな。
初めてのインドから帰ってからはしばらくお腹の調子が悪かった。
モロッコでは口内炎になり、
“なぜか毎回勝手に出てくるかたいパン”を食べるのが苦痛だった。
イスラエルでは熱を出し、
ヨルダンでは謎の虫さされで唇がオバQのように腫れた。

たいていトラブルつきのわたしの旅。
それでも元気に帰ってこれたってことは
旅の神様がちゃんとついててくれてるって信じてる。



君が甘いものをやめられないのと同じように
君がタバコをやめられないのと同じように
君がうたうことをやめられないのと同じように

私はそれをやめることをできないんだろう。



















ちょっくら行ってきます。
必ず、また会いましょう。


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illustrated by Ichito Kise
























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2012/08/02

Tripper's Anthem 2



本日の一曲。わたしが邦楽でいちばん好きなcaravanです。












わたしがいままでに書いた文章で
だれかの心に残ってるものってあるんだろうか。

わたしはなぜかひとつだけ
自分の日記のなかでとても心に残っているものがある。

それは2011年の4月、
「Tripper's Anthem 」
というタイトルをつけた日記だ。






もう1年以上前になる。
でもわたしはこのときとあまり変わってはいない。

じぶんでもクレイジーだとおもう。

最近人とまともに話がかみあってるのか
心配になるときすらある。

いつからだろうか、
わたしは遠い国のことをいつもいつも考えている。










「誕生日プレゼント何がほしい?」
家族に聞かれても、なかなか思い浮かばなくなった。

「別に要らないよー」
「しいて言えば?」

ということで
去年は“いつかネパール行ってトレッキングするかも”
と言ってColumbiaのトレッキングシューズを買ってもらった。

今年は
ベトナムで買った、旅で貴重品袋に使っていたポシェットが
ぼろぼろになってしまっていたので、
旅用の貴重品袋を買ってもらった。











女子としてどうなん?
とおもうけど、いまのわたしは
高価なバッグも時計も
きらびやかな服も要らない。

一生スイーツが食べられなくなったって構わない。

 






これまでの人生、
何度か夢を諦めた。
・・というよりもその夢というのは
たぶんものすごく軽はずみな気持ちで、
本当の夢なんかじゃなかったんだろう。

でもひとつだけ諦めきれない夢がある。

それはとても年数がかかるけど
一生かけてかなえたいとおもっている。



















君が甘いものをやめられないのと同じように
君がタバコをやめられないのと同じように
君がうたうことをやめられないのと同じように

私はそれをやめることをできないんだろう。











ひとはいつもなにか選択しながら生きていく。
要らないものは捨てるか
もしくは気づけば目の前から消えている。

わたしもそうやって生きてきた。














タバコをやめられないのと同じように
人を信じることをやめられない
ひとりのおじいさんがいる。

そこに行ったところで、
ほんとに会えるかどうかなんてわからない。

でも、
わたしはそのひとに会いにいく。

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2011/04/10

Tripper's Anthem

「私、今度ひとりでインドに行ってくるね。」






はじめての一人旅を母に告げたとき、
母は大反対した。







それまで母が私の海外旅行を反対したことはなかった。
でもそれは、
いつも誰かと一緒だったから反対をしなかっただけで、
一人で・・・となると話は別だったらしい。








結局最終的には、まず母が折れてくれ、
「賛成はしないけど、お前が決めたことだから」と父がメールをくれてお許しが出た。








私がルンルンで飛行機に乗っている間も、
現地で何のトラブルもなく過ごしている間も、
家族はやっぱり心配で
落ち着かない日々を過ごしていたんだろうな。







あとになってそう思うと申し訳なくて・・・










モロッコに行くときには、私は両親に何も言わずに旅立ったのだった。
幸い、その2週間両親から連絡はなく、
無事帰国してからも何もなかったかのようにしていた。






ところが、ある日母と外でランチをすることになったとき、
私はどうしても旅の話をしたくなり、





「実はこの間モロッコ行ってきてん。」と話を切り出した。





母はびっくりして、どう反応して良いかわからない様子だった。
「我が子とは思われへんわー。その行動力。」と言って
唖然とし、少し考えているようだった。





そして
「あんたそう言えば小学校5年のときも一人で埼玉と横浜行くって
言いだしたもんなー。昔からちょっと冒険心あったんかもな。」と
優しい顔をした。







埼玉と横浜には父方のイトコがいて、
父の実家である鹿児島でしか集まったことがなかったので、
私はそのイトコの家を一人で訪ねることにしたのだ。







実はあれが本当の「はじめての一人旅」だったのだなーと思う。






一人で新幹線に乗る時、
めちゃくちゃワクワクしたことを覚えている。











旅に出るとき・・・
とりわけ、海外に行くときは
たとえだれかと一緒だとしても
日が近づくについて
とてもこわくなる。




どうして平和な日常から、わざわざ自ら抜け出して
旅に出てしまうのだろう
と自分でもおもう。




でも
君が甘いものをやめられないのと同じように
君がタバコをやめられないのと同じように
君がうたうことをやめられないのと同じように




私はそれをやめることをできないんだろう。






だって、
旅に出て、後悔したことは一度もないから。




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